収支予算書

収支予算書とは?医療法人・クリニックに必要な計画書を行政書士が解説

ヴェリタ行政書士法人代表 
原﨑 真実
行政書士

医療・介護・福祉でお役に立ちたい行政書士。医療法人で受付・クラークを経験。医療法人・歯科医院のサポートをしています。スタッフの一員になって想いを共にし、地域医療を支えていきたい行政書士です。二人の息子を持つ母であり、次男は医療的ケア児。 医業経営研鑽会正会員 日本医療法務学会正会員

収支予算書の基本概要

収支予算書とは、医療法人やクリニックが 1年間の事業活動における収入と支出を見積もった計画書 のことです。
新年度のスタート前に作成し、以下のような項目を具体的に見積もります。

  • 診療収入
  • 経費
  • 設備投資
  • 人件費

提出が必要となるタイミング

医療法人において収支予算書を都道府県に提出するのは、次のような場面です。

  • 医療法人の設立時
  • 分院開設時
  • 医療機関の移転時

関連する報告義務

収支予算書のほか、医療法人には以下の報告義務があります。

  • 毎会計年度終了後3か月以内に 事業報告書 の提出
  • 同じく3か月以内に 経営情報等報告書(MCDB) の提出

これらを適切に対応することで、医療法人の透明性やコンプライアンスが維持されます。

参考

厚生労働省「医療法人の事業報告等について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177753_00005.html

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    医療法人社団とは?行政書士が解説
  • 医療法人財団とは?行政書士が解説